2005年 09月 20日
運動会(2)
今日は、全体練習として入場行進と開会式の練習が行われた。
3日連休で少しぼーっとしている様子がうかがえる。
無理、無駄を省いて練習をするのであるが、どうしても中だるみになってくる。
「キラリと光る、みんなの汗」とスローガンに掲げているものの、
165人の中の一人になって埋没してしまう。
実際行進は難しい。
「ひざを上げて、手を振って!」
と先生の声が響く。
「前を見て、横を見て!」
の声も聞こえてくる。さらに、
「曲がるときは、外は速く!」
「間があいたよ!」「つめすぎ! 」
これらの言葉が次々に出てくる。
それでいて、なかなかきれいな行進とはならない。
縦はまだしも、横となるとでこぼこである。行進は、
教師の指導力である。短い言葉で、伝えるべき内容は絞って
言葉を発しなければ、行進している中では理解できない。
私もずいぶん行進の指導をしてきた。これがうまくいかない。
ついつい大声を上げる、時には罵声になる。だから、マイクは使わなかった。
学校近くの家までその声が聞こえてしまうのである。
また、マイクだと、子どもたちは自分のことだと認識できない。
声と顔がその子に向かっていかないと伝わらない。
全校児童の行進は、時間がかかる割に見映えがよくならないのである。
それでも、体育主任になるとこの行進に目をつむることができない。
体育主任のジレンマとなる。
ところで、小学校の運動会の定番と言ったら、
やはり、玉入れと綱引きであろう。玉ころがしや棒倒しさらには騎馬戦であろう。
棒倒しや、騎馬戦は、けがの心配や人数の問題があり廃れてきている。
そういうことで、本校では、綱引きと玉入れが運動会の種目に入っている。
今日は、その綱引きの練習である。
本校の運動会は、「私の運動会であり、私たちの運動会」
であって欲しいと思う。