2009年 12月 01日
鴨は、麦の若葉がすき。
昨日は、カラスよけだと思っていたが、実は違っていた。
当農場が有る河北潟干拓地周辺は、シギ・サギの数では、ラムサール条約の規程を満たすほど、水鳥が多い地域である。冬場は、鴨やコハクチョウ等の渡り鳥も多く、にぎやかだ。愛鳥家にとっては素晴らしいことだが、農家の事情は異なる。河北潟干拓地の農家にとって、鴨は害鳥で有り「レンコン」「大麦」「牧草」などへの被害が深刻なのだ。レンコン畑に潜り収穫前のレンコンを食べ、1千羽以上の鴨の群れが畑に降り立ち、緑のじゅうたんの様に美しかった大麦畑を、一夜で「まるはげ」にしてしまう。大麦農家はたまったものではない。農家の防衛策は、肥料の袋でこしらえた「脅しの旗」や「脅しの為のテグス」を畑に立てること。
らしいのである。黒い旗の先には、加勢川が流れておりその先に江津湖がある。
この時期になると鴨が湖面や川で泳いでいる。
その鴨よけなのである。
てっきりカラスよけだと思っていた。
自分より大きい物があるというので避けるのではないかと。
さて、今日は実習生の研究保育。
活動の内容は、「落ち葉を使って、貼り絵をする」
である。
落ち葉をたくさん集め、クレヨンを使ったりして
想像をふくらませて作品を造ろうとするものである。
何はともあれ導入が大切なのは言うまでもない。
ワクワクするような導入がほしい。