主役登場、始業式。

「4歳の男の子がね…」
始業式でのお話である。
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台所で夕食の準備をしているお母さんに
まとわりついて、手の届かない棚にあるお菓子を
撮ってとせがんでいる場面である。
「ママー、あのお菓子とってー、ねえ、とってー」
「ママは今忙しいの、とどかんなら頭を使ってとりなさい」

今日は、年長児のさくら組さんだけ。
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午前9時30分から始業式。
子どもたちは、すっかり年長児の威厳?を見せている。
1年前は、「ママー、帰らんでー」と泣きわめいた子どもたちである。
それが今日は、背筋を伸ばして始業式を迎えている。
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さて、子どもたちに
「そしたらね、お母さんの後ろで、ゴツン、ゴツンって音がするんだよ」
「どうしたんだろうと思ってお母さんが後ろを見ると
男の子が頭を棚にぶつけているんだよ」

子どもたちは、あきれたという顔。
そして
「頭を使えと言ったのは、たたくことじゃないんだよ」
「頭をつかえというのは、考えなさい、と言うことだよ」
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ほほっー、思わずうなってしまう。
あのおちびなすみれさんが
「考えることだよ」と。

幼稚園の主役は、子どもである。
さあ、主役登場の二度と繰り返すことのできない劇のはじまりである。
笑いあり、涙ありの日々が始まる。

園舎の周りの山並みがすっきりと見える。
俵山。
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そして金峰山。
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by shin0710s | 2010-04-08 16:05 | Trackback

ダックス4匹の愛犬と猫1匹の動物たち。周囲約7kmの世界で見聞したことを日記風に書いています。


by shin0710s