緊張の日、保育参観。

遠い昔を思い出す。
新任教師として4月の授業参観。
4年4組、45人。
何の授業だったかは忘れてしまったけれど、
教室の後ろにずらりと並んだ保護者。
すべてお母さん方である。

今日は、幼稚園の保育参観。
そして懇談会。
新任の先生の緊張感が保育室の外まで漂っている?

子どもたちはお母さんがそばにいるので安心モード。
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すっかりリラックスしている。
あくびさえ出てくる?
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担任の先生は、声がうわずる。
何度も声をかけている。
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子どもたちを注目させたい。
声をかけること数度。
そこで朝のあいさつ。
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そして朝の会。
「今日の天気は?」


一生懸命さが伝わる。声をからしている理由が分かる。
何度も何度も声を張り上げて呼びかけている姿が思い浮かぶ。
数年経験した教師であれは、ざわついている子どもたちを前にしたら
まず手遊び歌や手を使った動作で遊ぶ。
体を動かせば、ほぼ全員が動き出す。
そして子どもたちを注目させ、集中させる。

これは、声を枯らして子どもたちを注目させようとした
経験があればこそである。

最初からうまく子どもたちをリードできるわけではない。
若い教師にとって大事なことは、ひたむきさである。
そしてそれを支える先生方、更にそれを見守ってくれている保護者である。

私もよくぞ1年間担任としてつとまったと思う。
ただ、最初の授業参観で何人かのお母さんがほほえんでおられた。
真っ白になった中で一つのシーンとして残っている。
見守られていたのか、我慢されていたのか…。

後日、このクラスのゴン太の徹と美穂が結婚している。
休み時間ごとに外に出て汗を流していた当時を思い出す。
初任の時の子どもたちは忘れがたい、また子どもたちにとって
もそうであるらしい。

担任としてまだ4日目。
子どもたちは外で遊んでいる。
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毎日気持ちの休まる日はないだろう。
まずは連休まで。そこで一息つける。
明日も子どもたちが待っているよ。
by shin0710s | 2010-04-15 16:48 | Trackback

ダックス4匹の愛犬と猫1匹の動物たち。周囲約7kmの世界で見聞したことを日記風に書いています。


by shin0710s