2010年 04月 15日
緊張の日、保育参観。
新任教師として4月の授業参観。
4年4組、45人。
何の授業だったかは忘れてしまったけれど、
教室の後ろにずらりと並んだ保護者。
すべてお母さん方である。
今日は、幼稚園の保育参観。
そして懇談会。
新任の先生の緊張感が保育室の外まで漂っている?
子どもたちはお母さんがそばにいるので安心モード。
すっかりリラックスしている。
あくびさえ出てくる?
担任の先生は、声がうわずる。
何度も声をかけている。
子どもたちを注目させたい。
声をかけること数度。
そこで朝のあいさつ。
そして朝の会。
「今日の天気は?」
一生懸命さが伝わる。声をからしている理由が分かる。
何度も何度も声を張り上げて呼びかけている姿が思い浮かぶ。
数年経験した教師であれは、ざわついている子どもたちを前にしたら
まず手遊び歌や手を使った動作で遊ぶ。
体を動かせば、ほぼ全員が動き出す。
そして子どもたちを注目させ、集中させる。
これは、声を枯らして子どもたちを注目させようとした
経験があればこそである。
最初からうまく子どもたちをリードできるわけではない。
若い教師にとって大事なことは、ひたむきさである。
そしてそれを支える先生方、更にそれを見守ってくれている保護者である。
私もよくぞ1年間担任としてつとまったと思う。
ただ、最初の授業参観で何人かのお母さんがほほえんでおられた。
真っ白になった中で一つのシーンとして残っている。
見守られていたのか、我慢されていたのか…。
後日、このクラスのゴン太の徹と美穂が結婚している。
休み時間ごとに外に出て汗を流していた当時を思い出す。
初任の時の子どもたちは忘れがたい、また子どもたちにとって
もそうであるらしい。
担任としてまだ4日目。
子どもたちは外で遊んでいる。
毎日気持ちの休まる日はないだろう。
まずは連休まで。そこで一息つける。
明日も子どもたちが待っているよ。