今の子どもの姿は、将来の子どもの姿?

本日は、保育参観日。
子どもたちはうれしい。
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お母さんが、幼稚園にいることに
興奮の面持ち。
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何度もお母さんを見る。
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お母さんのところに走っていく。
いつもはしないことをわざとやって注意を引く。
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今日の子どもの姿は、今までの子育ての結果である。
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今日の姿は、今からの子育ての種になる。
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数年前小学校にいたときのこと。
校長室前で子どもの言い争い。
女の子達の激しい叱責。
そしてついに男の子の鳴き声が聞こえ始める。
ドアを開けると、2年生の4人の女子に一人の男子。

「どうしたの?」
「春男くんが宿題を今日もしてきていません」
「それで?」
「『なんでせんと、せんといかんでしょうが』と言っても
『うるさい』とか『死ね』とかいってしないのです」
と言いながら、口々に
「なんで、しゅくだいばしてこんとね」
「してこんといかんでしょうが」
と前後左右から、厳しく言いたてている。

言われた春男くんは、涙を流している。
四人の女の子は、春男くんを連れて担任に突き出さんばかりの勢い。

そこへ、担任が顔を出す。
話を聞き
「みんな、おもしろがって言いおらんと?」
四人の女の子に対して、春男くんに対する態度を
厳しく指導し始めた。

そして、次は春男くんに対して
「何日もしてきとらんでしょうが」
「どうして、ちゃんとできんと?」
と指導が始まる。

担任には悪いが、持ち上がりであり第2学年のこの時期の
出来事である。2年間の学級経営の結果であるとしか言いようがない。

保護者によく私たちは言う。
「子どもは、育てたように、育つ」と。
それは、教師にとっても同じである。
今の子どもの姿は、担任の指導の結果である。
なぜこのような子どもの姿になったか、自分の取り組みを
見直すことが必要である。
子どもには責任はない、問われるのは教師である。
厳しいけれども、それが教師の仕事である。

これが当時小学校にいたときの思いである。
さて幼稚園に来た今ずいぶん子どもの指導について
基本的なことは変わらないけど保育・教育のスタンスが変わった。

まず、子どもの保育・教育は、教師と保護者の連携が必要性である。
今日の保育参観は、どうであったろうか。
今の子どもたちの姿が、この後どう変わっていくか楽しみである。
小学校と異なり幼稚園では、保護者と先生の距離が近い。
保護者も幼稚園に来れば、他の子どもたちにとって先生であったほしい。

そして担任そして保護者とが一緒になって幼稚園の目標
「よい子、つよい子、かしこい子」めざしていきたいと思う。
by shin0710s | 2010-05-21 14:27 | Trackback

ダックス4匹の愛犬と猫1匹の動物たち。周囲約7kmの世界で見聞したことを日記風に書いています。


by shin0710s