2010年 06月 07日
高いところは「ガザ」でとらんと…
店頭には、ビワにスモモ、桃にサクランボが並んでいる。
子どもたちに限らず大人でも実際に見たことがなければ
落花生がそら豆やエンドウ豆のように地表になっていると
思いこんでしまう。
今日は、さくら組はちょっと離れた卒園生の保護者の家へ
ビワちぎりに。
出発。
本当はすみれ組も、と思うが1学期はまだ安全面で心配。
1学期はしっかり集団のルールを身につける時間である。
麦刈りの終わった畑の間を進む。
園外保育は、子どもたちにとって開放感で満ちあふれている。
車がくればみんなストップ。
そうして着いた所は大きな木が生い茂った
子どもたちにとって大好きな場所。
今日は、蛇がいたね。
木に登っていたね。
マムシじゃなければ心配ないよ。
みんなであいさつ。
どうやってとるのかな?
紙をとると中からおいしそうなビワの実が飛び出す。
そうか、そうやってとるといいんだ。
あったー。
おっきいー。
おいしそー。
子どもたちの歓声が広がる。
ぼくのが一番だよ。
それじゃあ、お母さん先生に聞いてみよう。
「質問がある人ー」
たくさんの手が上がる。
「どうしてビワは、こんな色なんですか?」
私も、答えを考える。
なんと言おうかな。
「それはね、鳥さんに来てもらって、種を運んでもらうためですよ」
「きれいな色だと、鳥さんたちが寄ってくるでしょう」
なるほど、なるほど、そう答えればいいんだ。
一番頷いていたのは引率の先生?
たくさんの質問に、丁寧に答えていただいた。
子どもたちもたくさんのビワの実をいただいて満足、満足。
ところで「ガサ」ってなに?
「グヮサ」っていっていたけど、若い先生たちは知らない。
ビワが高いところにあるなら、「ガサ」が必要だね、といったところ
「ガサ」ってなんですか?
柿をとるときに使うもの。
これである。
たぶん方言であろう。
使ったことはあるけど、名前は知らないという人が多いかも。