梅雨そのもの…

終日、しとしとと雨が降っていた。
お迎えの時間である。
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「あめふり」

あめあめ ふれふれ かあさんが
じゃのめで おむかい うれしいな
ピッチピッチ チャップチャップ
ランランラン

かけましょ かばんを かあさんの
あとから ゆこゆこ かねがなる
ピッチピッチ チャップチャップ
ランランラン

あらあら あのこは ずぶぬれだ
やなぎの ねかたで ないている
ピッチピッチ チャップチャップ
ランランラン

かあさん ぼくのを かしましょか
きみきみ このかさ さしたまえ
ピッチピッチ チャップチャップ
ランランラン

ぼくなら いいんだ かあさんの
おおきな じゃのめに はいってく
ピッチピッチ チャップチャップ
ランランラン
北原白秋作詞・中山晋平作曲.


大正14年(1925年)11月号『コドモノクニ』
の作品らしい。
我が家では蛇の目傘を父が使っていた。
大きな傘であり、雨の傘にかかる音が耳に
残っている。
学校に持って行って、帰るときはボロボロに
してしまいずいぶん怒られたものである。

傘を持ってむかえに来てくれるところは少なかった。
50年以上も昔の出来事である。
それだけに、この歌のイメージはきれいなお母さん
そしてすました男の子である。
「きみきみこのかささしたまえ」
など恥ずかしくっていえるはずもないし、
そんな言い回しを知ることもなかった。

さて、今日は子どもたちにとってストレスのたまる一日であった。
園庭を走れないし、プールで泳ぐことが出来ない。
お父さんの絵を描いていたけど…
どんな絵が出来ていくのだろう。

昼休みに中学校からのお客様。
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ペットボトルのキャップ集めについて
「一緒に集めよう」との話である。

中学3年生の2人。
子どもたちはうれしい。
中学生は、大好きなのである。
一生懸命に話をしてくれる。
しっかり聞く。
そして質問はありませんか?
の言葉に、次々に手が上がる。

すごいと思う。
自分の言葉で、尋ねるのである。
幼稚園の園児がである。
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なかには、
「お母さんにこのことを話して、一緒に集めます」
といってくれた。

今度は、集めたキャップを中学校に届けに行く。
そのときは、どんなことをいってくれるかな。

またファミリーティーチャーも来園。
読み聞かせの先生。
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一生懸命さが、子どもたちを引きつけている。
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1年に1回といわずに何度でもと思う。
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いつも幼稚園の先生が読み聞かせをしたり、
歌を歌ったりしている。
それが、いつもと違って
お母さんが、幼稚園にきて先生になる。
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子どもにとってうれしいことである。

幼稚園に来てくださる方は、みんな先生である。
中学生だって先生。
たくさんの先生がいる。
すばらしいことである。
by shin0710s | 2010-06-18 16:18 | Trackback

ダックス4匹の愛犬と猫1匹の動物たち。周囲約7kmの世界で見聞したことを日記風に書いています。


by shin0710s