心に愛がなければ…

読み聞かせをするお父さん。
心に愛がなければ…_e0056537_16161497.jpg


人柄がにじみ出ている笑顔である。
「お父さん大好き」
とmizukiちゃんの声が聞こえてきそうである。
愛情がそのまま笑顔にそしてことばになっている姿である。
心に愛がなければ…_e0056537_1616960.jpg


ラジオの深夜放送に耳を傾けていた受験生時代。
聞いていた番組は2つ。
「大学受験講座」と「オールナイト日本」である。
受験生だったので当然受験講座は必須の番組であった。
「オールナイト日本」は、熊本ではかすかに聞こえる程度であった。
ダイヤルを微妙に動かし受信していた。
テーマ曲「ビタースィート・サンバ」にのって
「君が歌い、僕が踊るとき、新しい時代の夜が生まれる。
太陽の代わりに音楽を。青空の代わりに夢を。
新しい時代の夜をリードする、オールナイトニッポン」

とDJの声が流れてくる。この曲が流れると今でも当時の私を思い出す。
合格するかどうかと不安な中で勉強していた頃を。
わずか1年ほどの短い期間であるが冒頭のことばとこの曲は
私の中にしっかり根付いている。
だから私の携帯の呼び出し音は、「ビタースィート・サンバ」である。

この大学受験講座とオールナイト日本の間に5分程度の短い番組があった。
「心のともしび」という番組である。
冒頭のことばは
「心に愛がなければ、どんなに美しいことばも相手の胸に響かない」
   聖パウロのことばより


クリスチャンでもない私の胸にいつの間にはしっかり入り込んでいる。
べートベンの「田園」にのってこのことばが流れてきていた。
三浦朱門さんや曾野綾子さんの短い話があっていた。
本人だったか代読だったかは記憶にないが。

その後テレビ等の番組の中で心に残ることばに出会うことが少なくなっている。
歌と番組が重なって残っていることはあるが。
ことばが心に残るというのは、そのことばが単に耳に心地よいだけでなく
聞き流してしまうことの出来ない何かがあるに違いない。
年齢を重ねると心に残ることばが少なくなるそうである。
子どもたちに囲まれた生活である。
子どもの声に耳がそばだつ感性を持ちたいと思う。

チマリ、ビーグルのおチビ。
心に愛がなければ…_e0056537_19571084.jpg

by shin0710s | 2011-01-17 16:18 | ことば | Trackback

ダックス4匹の愛犬と猫1匹の動物たち。周囲約7kmの世界で見聞したことを日記風に書いています。


by shin0710s