2011年 01月 27日
今年はどこに…?
バドミントン仲間の一人から
「先生は、今年どこに初詣に行かれましたか?」
42歳の男の方から尋ねられた。
思わずウッと詰まってしまった。
私が坊さんであるということを知っているはずなのに…。
小学生ならばあり得ると思っていたが、まさか大人から
このような言葉かけをされるとは。
実際は、お寺とはお葬式を中心にしている宗教と思われているのかもしれない。
また、時折家にきてお経を読まれる人と見られているのかもしれない。
「仏法の大意とはつまるところ何なのか?」
白居易の問いに、
道林和尚「諸悪莫作・衆善奉行」(悪いことをするな、善いことをせよ〕
と答えたそうである。
これはいたって平凡な答である。どこかのおじいちゃん、おばあちゃんでも言いそうな言葉である。
偉い禅師の言葉とは思えぬ、そう思ったので。
白居易は言う「そんなことは、三歳の童子でも知っていますよ」
だが、鳥彙和尚は動ずることなく
「三歳の子供が知っていても、八十の老人すらこれを実行することはむずかしいぞ!」
と応じるたというのである。
このことをどう伝え、広めていくか、多くの先師がまず自らの歩みを見つめて
いったのであろう。
さて、私は、バドミントンの仲間に
「私は、お寺で修正会をつとめましたよ」
と答えたところである。
そして
「是非、お寺に足を運んでみてください、きっと大きな発見がありますよ」
と。
ワン公は?
目が悪いのだが、元気なチマリ。
だから晴れた日は、思いっきり走る。