2011年 06月 11日
やな開き。
町の便りには
情緒豊かな藁葺き屋根のあずま屋で味わう鮎料理はまた格別です。
新鮮な刺身に食欲をそそる塩焼き、そして大人の味の鮎うるか。
毎年、6月1日の鮎の解禁日から11月4日まで、
やな場は甲佐ならではの味覚を楽しむ人で賑わいます。
竹で編んだ簀(す)に落ちてくる鮎を捕る梁漁ですが、
甲佐のやな場はもともと寛永10年(1633)に肥後藩主の細川忠利侯の命によって造られた
水田用水調節の場でした。その後、代々の藩主が毎年とれたての落ち鮎を楽しみに
ご来遊される場所として、広く知られるようになりました。
江戸時代に殿様に愛された「お梁」の風流を、豊かな緑川は現代に伝えているのです。
今日はあいにくの天気であった。
これが晴天の日ならば緑川の水の音と涼を感じながら
鮎料理に舌鼓をうつことになる。
今度また教え子(?)たちと一緒に訪れるつもりである。