2005年 10月 25日
長崎市へ(修学旅行その2)
子どもたちの反応をくみ取ることが不十分。
しかし、小学生だと文句も出ない。
ガイドさんにとって絶好の訓練の場となるのであろう。
12:50に長崎市に着く。大浦天主堂の見学。
今回は、中に入らず外からの見学となる。
そこでやっと昼食。食べる、食べる。子どもたちの食べること。
熊本弁で言うと「とっぱ」あるいは、「のぼせて」、共食いをしている。
とはいえ元気な証拠である。
そして学習。語り部の方(被爆者)の
被爆体験をお聞きする。
10歳で原爆に遇い、そこからの体験を子どもたちにわかりやすくお話をしていただいた。
「いのち」の尊さ、かけがえのない「いのち」。原爆にあって亡くなっていった母のこと。
原爆の後遺症のため命を絶っていた妹のこと。今なお原爆病のため苦しんでいることを静かに語られる。そして、「いのち」絶対粗末にしてはいけないこと、「平和」を大事にして行かねばならないことを私たちに伝えていただいた。子どもたちは、身じろぎもせず、聞き入り、涙を流し、その思いを受け止めている。
そこから、平和公園へ。
ここで、「呼びかけ」を。
平和祈念像前で平和宣言を行う。
「今から60年前」「8月9日」
「午前11時2分」
「長崎のこの上空で」
「一発の原子爆弾が」
「炸裂した」
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「世界中で唯一の被爆国」
「日本に生まれた」
「ぼくたち」「わたしたちが」
「しなければならないこと」
「それは今も耐えることのなき戦争を
なくしていくこと」
そして、平和公園いっぱい響き渡れ
と、全員で「折り鶴」を合唱する。
そして更に呼びかけを。
「いま、ここに」
「世界中から戦争がなくなることを願って」
「折り鶴をささげます」
子どもたちの顔が紅葉している。
自分の声で、自分の気持ちを込めて
発する言葉の重みをかみしめているようである。
本日の最後の学習である原爆資料館へ。
資料館が夕日を受けて鮮やかである。
少しずつ街路樹の紅葉が始まっている。
駐車場横に、大きな客船が。道理で外国人が多いと思った。
アムステルダム号である。大きなビルがたっている。
全長1400メートルだそうである。
とにかく大きな客船である。
こうして修学旅行第1日目が終わる。
実際は、ホテルについてからが大変であった
のだが。