2005年 11月 15日
せいしょこさんを歩く
小さな山がある。
せいしょこさん(清正公山)である。
熊本県内には、この名の山がいくつもある。
馬見原にも清正公山があった。
子供たちが幼い頃
馬見原の清正公山によく行っていた。
本町の清正公山にも行っていたみたいである。
今日は、少し時間があったので、サクラとコウメの散歩
を兼ねて登る。
私をいたわるかのように時々振り返り、2匹して先を急ぐ。
登り口の柿の葉が夕日を受けて鮮やかである。
母校の高校から、野球部の声が響いてくる。
この山に登ったのは、10年以上前かもしれない。
頂上から先に進む。町を見下ろすように、
山の尾根づたいに道ができている。
車が通れるくらいの舗装された道がある。
町を見下ろす場所がある。
我が家も遠くに見える。
山並みは、夕日を受け朱に染まりつつある。
ほんの1時間足らずの間であった。
しかし少し汗と引き替えに波立っていた心が
凪いでいる。森林浴でもないのだが、歩くことそれも
山道を歩くことは体と心を癒してくれるものである。