子どもの声が響き始めた

3学期が始まる。
シャトルバスから子ども達が降りてくる。
北から。
子どもの声が響き始めた_e0056537_2027751.jpg

そして南から。
子どもの声が響き始めた_e0056537_20274969.jpg

学校に歓声が走る、そして広がる。
子どもの声は、大人と比べると高い。
明るい、光がある。
閉ざされていた廊下や階段が輝き出す。
校舎も子ども達を待っていたんだなと思う。

今年最初の職員朝会。
職員一人一人が気持ちを新たに、教育者としての責務の重大さを自覚し、
自己を引き締めつつ教育活動に取り組むため、年頭のあいさつで活用するように、
との通知が来ている。

本県においては、4月に
熊本教職員像
 ~「認め、ほめ、励まし、伸ばす」くまもとの教職員~
1 教職員としての基本的資質
 ① 教育的愛情と人権感覚
 ② 使命感と向上心  
 ③ 組織の一員としての自覚
2 教職員としての専門性
 ① 児童生徒理解と豊かな心の育成
 ② 学習の実践的指導力
 ③ 保護者・地域住民との連携
が示されている。
しかしこのことは全ての先生方が十分に承知していること。
ふっと思い起こしたのは、昨年の修正会での法話。

初春の光の中で 私がかわる 旅立ちを思う
初春の光の中で 世界がかわる 旅立ちを思う
初春の光の中で 目覚めて生きる 旅立ちを思う
初春の光の中で 乗り越えて生きる 旅立ちを思う

との言葉が浮かんできた。
元旦の朝は、
何かしら山がきらきら光って見える
川が語りかけてくるような
畳さえもいつもと違って見えてくる。

昨日と同じ風景であり、光景であるのに、違って見えるのは、
私が変わっているからである。

初任の学校でのあいさつを思い出す。
1700名の前で緊張で足がふるえていたこと。
「ありがとうといえる子どもになって欲しい」
そんなことを言ったように記憶している。
身の引き締まる思いであった。
のんびりと暮らしていた学生時代が終わったと
つくづく感じた日でもあった。
まさに私がかわる、旅立ちの日であった。
初心に返る。そこにめざす教職員像の全てがある。

先生方に話しながら、当時を思い出す。
子どもの声が響き始めた_e0056537_20281450.jpg

教室から子ども達の声が聞こえてくる。
本校では、今日から給食。
笑顔の子どもを見ることは
うれしく楽しいことである。
by shin0710s | 2006-01-10 20:31 | Trackback

ダックス4匹の愛犬と猫1匹の動物たち。周囲約7kmの世界で見聞したことを日記風に書いています。


by shin0710s