放生会。

放生会(ほうじょうえ)とは、捕獲した魚や鳥獣を野に放し、殺生を戒める宗教儀式である。
仏教の戒律である「殺生戒」を元とし、日本では神仏習合によって神道にも取り入れられた。
収穫祭・感謝祭の意味も含めて春または秋に全国の寺院や、
宇佐神宮(大分県宇佐市)を初めとする全国の八幡宮(八幡神社)で催される。
特に京都府の石清水八幡宮や福岡県の筥崎宮のもの(筥崎宮では「ほうじょうや」と呼ぶ)は、
それぞれ三勅祭、博多三大祭として、多くの観光客を集める祭儀としても知られている。


今日は、八女市の福島八幡宮へ。
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昨年、一昨年と訪れている。本年はどうかな?
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八女福島の燈篭人形は毎年秋に上演されるからくり人形芝居である。
八幡宮(福島八幡宮)の放生会の際、奉納される。
さて本日の演目は?
春景色筑紫潟名島詣(はるげしきつくしがたなじまもうで)となっている。
3層2階建ての仮設の屋台を設置してある。総欅作りの組み立て式で釘は一切使ってないらしい。

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からくり人形を下から操る下遣い、左右から操作する横遣い、
そして囃子方、狂言方で舞台を完成させる燈籠人形である。

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人形の仕草が本当に細かい。
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ところで、舞台の左右に正装した子どもがいる。
舞台の人形を見つめている。
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この子どもの役目は?
後見役をつとめているそうで、この舞台の大事な役目である。
ちょっと眠そうな子もいたけど、それもまた可愛い。
by shin0710s | 2016-09-24 21:45 | 祭り | Trackback

ダックス4匹の愛犬と猫1匹の動物たち。周囲約7kmの世界で見聞したことを日記風に書いています。


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