2016年 11月 20日
小さな小さな村の美術館
休日を中心にして今日が七日目。
本日は、近くの村の御門徒宅へ。
龍野小学校の近くにある小さな美術館へ。
民家をそのままにして、親子二代の作品を展示してある。
本田景風先生は明治23年3月3日生まれ。鬼籍に入られたのは、昭和46年。
明治40年から龍野小学校、甲佐小学校で教鞭を16年執られ、一念発起し日本画の道入られている。
京都の日本画の巨匠「水田竹圃」先生の門下に入り、南画の研鑽を積まれている。
大正12年の関東大震災の年に帰熊され、以後熊本市で星友会を結成。南画の指導者として県下広く
活躍され多くの作品を残されている。
龍野小学校のある場所を凌雲台と呼ばれているが、景風先生は「凌雲の丘」の作詞をされている。
また本田建二郎先生は、熊本城を題材にした油絵で日展に何度も入選されている。
お二人の作品が数多くあり、十分整理されていないものの作品のすばらしさに目を奪われる。
ただ、今回の地震で家屋も含め作品等に痛みが出てきているとのこと。
町内のみならず多くの方が見学できるような日が来て欲しいと思う。