先生も、走るんですか?

子ども達に合わせて持久走を始める。
昨日は、5・6年生と一緒に3km余。
途中で何度やめようと思ったが、
6年生の
「先生、リズムを取って走ると楽ですよ」
「先生、一緒に走ってやりましょうか」
いたわりの言葉に、ここで投げ出すのはちょっと恥ずかしい。
ということで頑張り完走。

思った通り今日は、筋肉痛。
今日は晴天。
杉の木立から見上げる空が美しい。

先生も、走るんですか?_e0056537_20505832.jpg

外を見ると、1・2年生走っている。
見ると全力疾走。持久走ではない。
持っている力を出し切って走る。
幼い子にとって歩くというのは難しいのかもしれない。
でも、中にはゆっくりゆっくり走る子ども達。

そうだな、やっぱり走らないと。
そこで、今日は、3・4年と一緒に。
「えっ、走るんですか?」
「走れるんですか?」
3年生は、9歳か10歳。
私は、57歳。
う~ん、やっぱりおじいちゃんなんだろうな。
実際、同級生は、すでにお祖父ちゃんお祖母ちゃんになっているし、
小学生の孫がいる。
やはり、57歳は、老人なのであろう。自覚しなければ。
先生も、走るんですか?_e0056537_20513066.jpg

校門を出て左折。なだらかな上り坂になる。
先生も、走るんですか?_e0056537_2052229.jpg

正面には、甲佐岳が。
やはり、気持ちはいい、冷たい風で鼻先が痛くなるものの。
上り坂がだらだらと続く。
ここがつらい。もう歩こうかとつい弱音が。
「先生、速い」
「先生、元気ですね」
「はい、ありがとう」
ほめられているような、慰められているような変な感じである。
更に、走るとやっと下り坂。
そこへ、地域の方が
「先生、走りおんなはっですね、若っかー」
疲れた耳には、「若っかー」が「バカカー」と聞こえる。
本当はその元気もないのだけど、愛想笑いと
から元気で
「自分の健康のため走ってま~す」
と。本当は、話しかけんでくれ、と言いたいのだが。
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とはいうものの、今日も無事何とか完走できた。
担任の先生が、
「はい、校長先生よく走れました。16位です」
子ども達が、
「先生、何位?」
「16位、はやかー、30人もおるんですよ」
慰めか、でも、ありがとう。

ただ、その後がいけない。
子ども達は、走り終わると給食の準備。
私はと言うと、椅子にダウン。回復力が違う。
でもちょっと自信を持った。まだ走れる。
明日もまた走ろうかな。
by shin0710s | 2006-01-24 20:54 | Trackback

ダックス4匹の愛犬と猫1匹の動物たち。周囲約7kmの世界で見聞したことを日記風に書いています。


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