2017年 05月 06日
六体のお地蔵様
今は途切れているところもあるが、地域の主要道路沿いに立てられている。
日本では、地蔵菩薩の像を6体並べて祀った六地蔵像が各地で見られる。これは、仏教の地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上の六道輪廻の思想に基づき、六道のそれぞれを6種の地蔵が救うとする説から生まれたものである。
法恩寺は、塔ではなく六体それぞれに分かれている。
よく見ると文字が彫ってあり、「地獄導」「畜生導」と読むことができる。
他界への旅立ちの場である葬儀場や墓場に、多く建てられた。
有田ならではのトンバイ塀を背景にお地蔵様が迎えてくれる。
これを本尊とする祭りとして地蔵盆がある。
本町にも7月24日に子どもたちが中心になって地蔵盆を行っている。