春を待つ、チュン公

昨夜は満月(?)
月明かりに一、二輪の梅の花が慎ましく咲いていた。
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厳寒のなかに咲いている梅の清々しさを観る。
今日は、春雨。ずいぶん暖かい。一気に梅の花が咲き始める。

教室から子どもの泣き声。
子どもの世界では諍いが絶えない。自己を主張する。
相手をうち負かすべく、持っている知識の全てで対決する。
話を聞いてみると些細なことが多い。
「僕の消しゴムをだまって使った」
「いや、ちゃんと貸して、と言った」
と言った言わないと涙を流して言い合いをする。
そして言葉がエスカレートしていく。
後は手が出るかでないか。

大人の世界となるとどうであろうか。
知識や経験をもとに自己を作り上げている。
それだけに人間関係のなかで他人のことについて
心悩ますことが多い。
「そんなこと考える必要はないよ」
「人は人だよ、そんなのに煩わされることなんか無いんだよ」
と自分に言い聞かせても、なかなか思うに任せないのが
我が心である。

茶道の雑誌に出ていた聖徳太子の言葉である。
「人皆心あり 心おのおの執ることあり 彼是なれば即ち我非なり
我是なれば即ち彼非なり 我必ずしも聖に非ず 彼必ずしも愚に非ず
共に是凡夫のみ 是非の理たれか能く定むべけむや」(十七条憲法)

今日は、午後より雨となる。
二月も中旬ともなれば心なしか暖かい。
心にゆとりを持つべく花待つ日々である。

チュンは嗅覚犬。
いつでも歩きながらでも鼻先が地面に付く
足の長さである。
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どこでも誰とでも臭いをかいでいる。
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by shin0710s | 2006-02-14 20:55 | Trackback

ダックス4匹の愛犬と猫1匹の動物たち。周囲約7kmの世界で見聞したことを日記風に書いています。


by shin0710s