過保護にならない子どもの安全を

新学期が始まり、1週間が終わる。
藤棚から、薄紫の花房から馥郁たる香りが流れてくる。
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月曜日の就任式から、始業式、入学式。
大きな行事を終えての今日である。
「長かったぁ」
「きつかったぁ」
と職員室から声が聞こえてくる。
第1週は、子どもと担任のせめぎ合い。
学級のルールが確立していない中で
新たな学級づくりが始まる。
本年度全員が新しい学級担任で
持ち上がりはない。
それだけに、教師の個性が出てくる。
それがまた子ども達にとっては新鮮である。
学級づくりと平行しながら、学校の委員会やクラブ、
それに登校班等への指導が必要になる。

更に輪をかけて本校はシャトルバスである。
バスの発車時間までには子ども達を出さなければならない。
まさに時間との戦いになる。
それだけに、4時45分のバスが発車し、
子ども達がいなくなると息をやっとつける。

とは言っても学校は子どもの命を預かっている。
家に着くまでは安心できない。いや家に着いても
事故やけががないようにと願う。

この状況であり、学校だけでは、とても子どもの安全は確保できない。
本校では、地域の協力がある。
朝、子ども達とともに、自分の健康も兼ねて一緒に
歩く地域の方がおられる。
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それなりの服装で。
そして全くのボランティアで歩いてこられる方。
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下校も又、地域の老人会を中心に子ども達を
見守ってくださる。
「いや、子ども達が気になるんです」
「つい、口を出しそうになるんですが、我慢してます」
と、ありがたい言葉である。
幼児は、肌を離せ、手を離すな。少年は、手を離せ、目を離すな、
なのである。少しくらいの羽目は図示は見逃してください、とお願いしている。
過保護にならない安全対策をただいま模索中である。

コウメはサクラの娘である。
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しかし今では、当然のことながら世話をすることはない。
ご飯だって、自分が先である。ほしがってコウメが寄って来ようものなら、
「うーっ、来るな」
と威嚇する。それでは、全然我が子と思っていないかというと、
例えば、知人が、コウメを
「小さくてかわいいですね」
と言って抱き上げようものなら、心配してヒャンヒャン鳴いて
立ちかかる。そしてコウメをおろすと、自分の後ろに隠す。
又、コウメがしかられて鳴き声をあげようものなら、これまた
心配そうにヒャンヒャン鳴いて動き回る。
コウメは、サクラと比べると随分小さい。
それに、サクラほど美犬ではない。
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しかし、ビロードのような毛並みがサクラ
を凌いでいる。
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今日は、少しコウメを追いかけてみよう。
Tracked from クツナ先生のカウンセリン.. at 2006-04-15 14:30
タイトル : 高校中退から見つけた人生
子供に問題が生まれた時、父親と母親が力を合わせて対応できることは、とても心強く、すばらしいことです。... more
by shin0710s | 2006-04-14 19:47 | Trackback(1)

ダックス4匹の愛犬と猫1匹の動物たち。周囲約7kmの世界で見聞したことを日記風に書いています。


by shin0710s