2006年 05月 04日
有田陶器市へ
有田が気にかかる。
今年も家族そろって有田陶器市へ出かける。
東脊振で、嫁いだ長女を拾って有田へ。
当然のことながら車が多い。
それにしても、我が家から有田までは遠い。
8時前に出発したけど、とろとろと進み
有田に着いたのは正午少し前。
晴天のためか昨年と比べると人が一段と多い。
通りに入ってしばらくは、丁寧に見ていくが、
途中から見るのもいい加減になる。
掘り出し物などとても見つけることはできない。
ただ人の間をくぐり抜け、食器をチラッチラッと見るのみ。
そして、名だたる作家の焼き物を見てため息をつく。
作品よりその値段である。
値段を通してその価値を判断するのである。
焼き物を見る目があるとはとても言えない。
時折自分の感性にあった焼き物を求め、家で使っていると釉薬が
はげたり、ちょっとしたことで欠けたりする。
要するに真贋を見る目が少しもないというだけのことである。
今日は、ドンバイを見たかった。
通りから外れて路地を抜けていくと
もっとも有田らしい町の風景は裏通りにあります。煉瓦の煙突、石畳など風情のある小路です。 この塀は使用済みの窯の煉瓦、壊れた皿などを材料にしています。廃物利用なのですが独特の雰囲気がありこのような路地を中心にあちこちに残っています。http://magok.cool.ne.jp/arita.html
その塀が現れる。
その塀の肌となった焼き物の姿は、見る者に訴える。
通りの華やかな焼き物の裏には、このような多くの礎となるものがあってこそであると。
あちこちのドンバイに見とれながら進むと、無料休憩所の垂れ幕が。
その言葉に誘われていくとすばらしい庭に出会う。
有田の人の心配りに感謝する。
帰りにケンとミカンとで少し遊ぶ。
長女を送ったついでに、しばし2匹をつれて散歩。
ミカンも一段と大きくなった来た。