つくつくほうしが告げる夏の暮れ

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オクラの花が咲いている。
暑さに負けない輝きを持って。

終日の会議、そして研修であった。
冷房の効いた部屋は快適であるが、戸外は残暑が厳しい。
目を窓の外に向けると、
「つくつくほうし」の鳴き声が急にと大きくなる。
「ツクツクーシ、ツクツクーシ・・・」
夏の終わりを悟らせるがごとく。
ツクツクホウシの合唱が、物寂しい。

ニイニイゼミは初夏である。
そしてアブラゼミの大きな鳴き声は真夏の予鈴である。、
クマゼミの激鳴にいたってぎらぎらと輝く盛夏そのものである。

ツクツクホウシの頃には、桜の葉が散り、
朝顔やひまわりの花が終わる。

子ども達は少しずつ、気が焦り始める。
気持ちは、まだまだ大丈夫の余裕がある。
「なに1週間あれば出来るさ」
と、高をくくる。
そして
「5日間で十分」
と自分に言い聞かせる。
心の中は、

宿題に 追われて焦る 夏の暮れ
           彩音


本校の6年生の子の俳句である。
5日を切るとまさにその思いである。
私もそうであったし、私の娘達もそうであった。
31日は、娘達の宿題のため、
夜遅くまでおきていたことを思い出す。
腹が立ってしょうがないけど、今更言っても
これこそしょうがない。
困るのは、本人だからそのまま捨て置け、と思う。
しかしつい手を出してしまう。
要するに、恥ずかしいのである。
先生の子どもが、宿題をしてきていないでは。

夏休みに入った直ぐは、
「よし、1週間で宿題を終わってやる」
と決心し、2日ほど続けたらそれでおしまい。
それが、毎年続いていた。
やはり、夏の陣は、破れるものらしい。

8月21日、家庭で少しづつ宿題のことが
話題になるはずである。
さて、本校の始業式はどんな一日であろうか。

現在6匹のワン公と過ごしている。
もっと時間に余裕があれば、幸せな時間を
6匹とも味わうことが出来ると思うのだが。
特に外犬3匹は、一日1回の散歩のみである。
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1時間ほどの散歩。
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そして、リードを外しての全力疾走。
思わず口と手が出るバッタやコオロギ。
それにいい味のする干物のミミズ。
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気持ちのいい水浴び。
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眺めのいい景色。

むずむずするほど嗅覚を刺激するうさぎやイタチのにおい。
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今日も、散歩を楽しむことが出来ただろうか?
by shin0710s | 2006-08-21 20:06 | Trackback

ダックス4匹の愛犬と猫1匹の動物たち。周囲約7kmの世界で見聞したことを日記風に書いています。


by shin0710s