2006年 09月 04日
ジベタリアンにはなって欲しくない
その笑顔と挨拶は、元気の素になる。
月曜日。下を向いて歩く子がいつもより多い。
「おはようございます」
と大きな声を送る。
実は、朝からジベタリアンのこどもたちに出会う。
朝のシャトルバスを待つ子どもたち。
道の縁石にずらーっと座っている。
1年生から6年生まで。
「おはよーほら立ってー」
と声掛けをしてきたが。
午後から、生徒指導連絡会に出る。
各学校からの報告の後、駐在所から
本町の子どもたちの現状について話をされた。
「夏休みは、特に問題もありませんでした」
そして、続けられる。
「夏休みの問題は、夏休み明けです」
と。今からが多くの問題事象が起こるというのである。
確かに自由に過ごしてきたのが、急に規則正しい生活になる。
そのギャップで躓いてしまう子が出てくる。
子どもたちから目を離さないようにしておきたい。
「別のことですが・・・」
「高校前のコンビニ。そこに座り込んでいる女子高生がいます」
「交通事故の元です、ぜひやめさせるよう指導お願いします」
本人達は、下着の上に体操服を着ているので、
スカートがめくれようが、広がろうが気にならないらしい。
ところが、ドライバーは、つい目がいってしまう。
もちろん男であるが。
それに、宮台真司の言葉ではないが、
「なかま以外はみな風景」
と見なしているようである。
だらか、大人の非難の目など全然意に介しない。
この姿から、本校の子どもたちに
「恥ずかしい」と言う文化をきちんと伝えたいと思う。
「恥ずかしさを知る」事は誇りを持つことであり、
矜恃をたもつことであろう。
家に帰ると、サクラのお迎え。
「座ってー」
「横を向いてー」
さて、散歩に出かけようか。