2009年 03月 22日
雨の日、卒業式。
今日は、本町の小さな小学校卒業式。
全校児童15名。
卒業生は3名。
卒業生をもって100年あまりの歴史を終える。
私も最後のあいさつをする。
それぞれがいつの日かその歴史を閉じる。
ずっと続くと思っていた学校でさえ、過疎の時代の中で
その長年の歴史を終えていく。
3名の卒業生は、甲佐中学校へ。
式辞の中にも最後の卒業生とのことばが出てくる。
最後というのはそれだけでも心にしみるもの。
12名の在校生は、甲佐小学校へ。
それぞれの旅立ちの日である。
保護者は地域の方々の参加が出来るようにと
日曜日の卒業式。
両親揃っての出席となっている。
先生方も感無量の面持ちである。
新たな出発としての卒業式である。
胸を張って退場していく姿が凛々しい。
私の退職の日は、3月31日。
あと10日あまり。
教師として高羽小学校の教壇に立った日を思い出す。
ただ、もう少し過去を振り返るのは先にしようと思っている。
きちんとゴールするまでまさに一日一日を大事に過ごしたい、
そんな今日の卒業式であった。