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白秋の黄昏

出会いは、常に<向かって>

学校の周りは春の色に変わる。
田圃の緑を背景に桃の花。
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そして春霞の中の甲佐岳。
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足下には、クリスマスローズ
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桃の花びらの淡い桃色が透きとおっている.
手を伸ばし指先でその色を味わいたくなる。
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3月も中旬を過ぎると別れの季節が近づく。
卒業式があり、修了式が続いていく。
子ども達の卒業や修了と同じように私たちも
異動により職場を去る者、新たな職に向かってやめる者
様々な別れが始まる。
なぜか、ミーハー的ではあるが、
「もうすぐ春ですね、ちょっと気取ってみませんか」
とキャンデーズの歌を思い出す。30年ほど前に流行っていた歌である。

学生時代に学んだO・F・ボルノーの出会いの実存的概念
「二隻の船が、反対方向からやってきて、互いにそばを通り過ぎるとき、それらは、航行中に互いにであう。この例において重要なことは、船は両方とも動いているということである。・・出会いは常に、<向かって>ということが含まれる。」
このことを人との出会いと別れの場で思い起こしてきた。
教職について多くの人と出会った。

初任の学校は40人ほどの教職員がいた。しかし、その学校を思い出すとき
何人の同僚を思い出すだろう。
7クラスあった学年の先生は何とか思い出すのであるが。
出会いは常に、<向かって>いてこそ起こりうる。
出会いは、恩寵である、とも。
ボルノーは言う。人が道で電柱を見ても出会うとは言わない。
海原を航海する船ともう一艘の船が行き会ったとき出会うという、と。

お互いの働きかけがあってこそ、出会いが起こりうる。
「その出会いがあったからこそ、今がある」
といえるのはなんと素晴らしいことか。
初任の学校を、そしてキャンデーズの歌を聴いていた時代を思い出し、
そう思う。

ぽかぽか陽気。
さあ、今日も特訓。
「おかあちゃん、きょうもとっくんあるのかな?」
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「あんたが、いつまでもできないから
しょうがないでしょ」
「ねえねえ、もうしたくないよう」
コウメは、特訓が大嫌いである。
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# by shin0710s | 2006-03-17 19:29 | Trackback(1)

木蓮も震える、春雨そして春雷?

昨日とはこれまたうってかわっての雨。
それも冷たい風と共に。
渡り廊下も雨が降り込み水浸し。
白木蓮も水滴をしたたらせ震えている。
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子ども達は雨を避けつつ体育館へ、
卒業式に向けての練習が続く。

早春の光を浴びて
校庭の草花が咲き始めた今日
幼かった私たち
腕白だった僕たちが6年間過ごした学校での日々
その全てを胸に納め
新しき輝きの道へ旅立ちます


との「呼びかけ」が始まる。
その声は、さわやかであり、力強い。
多少の不安吹き飛ばす。
6年間は本当に大きな成長である。
既に少年期を脱し青年期にいる男の子。
乙女の華やかさを醸し出してきた女の子。
青春が始まりつつある。

送る在校生も教室でそしてホールで練習を重ねる。
そして、卒業生、在校生で共に卒業式を
作り上げていく。
主役は卒業生であるものの、在校生もかけがえのない
役割を果たす。
1年生も卒業生に言葉を贈る。

4月 歓迎遠足
6年生と手をつなぎ
歩いていった津志田川原。
6年生の手は大きくて
とっても温かかったよ。
一緒に弁当を食べてくれた6年生
石投げや鬼ごっこをしてくれた6年生。
そんな6年生を
私たちは
決して 忘れません。


やっと幼児期を抜け出たという1年生。
小さな口から出てくるきらきら光を帯びた言葉は
あたりを明るくする。

3月23日の卒業式まで後少し。
本校職員と子ども達で  
心に残る卒業式を作り上げたいと思う。
4時過ぎには、雷雨となる。春雷である。
風も強い。外に出るのが億劫である。

さて今は雨が上がってので、
「ユーリ」「チュン」「チマリ」を引き連れて散歩に。
3匹とも汚れに汚れている。
まして今日は水たまりが多い。
更に汚れることだろう。
もっと暖かくなったら洗ってやるよ。

晴れの日の親子あくび競演。
母「ユーリ」。あくびも大儀そう。
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そして娘「チマリ」。口が大きく開く。
あくびにも若さがある?
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# by shin0710s | 2006-03-16 19:22 | Trackback

春に、浮かれるな?

昨日とはうってかわって暖かな日である。
暖かな陽射しが部屋に入り込むとつい
浮かれてくる。
校庭の木蓮には、純白。
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そして紫。
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花びらを突き抜けた日がこれまた暖かい。
ついつい足が地面から離れ浮かれそうになる。
日々わくわくしながら、咲く花を眺めている。

あえてこの浮かれそうな私に異を唱えるわけではないが
金子みすゞの詩がふっとよみがえる。

大漁

朝焼け小焼けだ
大漁だ
大羽鰮の
大漁だ 

浜は祭りの
ようだけど
海の中では
何万の
鰮のとむらい
するだろう


暖かくなる前に寒い地方に旅立つ鳥へ
の思いを知ることがあってもいい。
厳しい寒さを良き日とするペンギンにも。
見えないものを見ることが出来る感性を
もてたらいいなあ、と。
別に斜に構えるわけではないのだが、
つい浮かれそうになる私への自戒を込めて

特訓4日目。今日はコウメのみ。
サクラはお出かけ。
「おすわり」「ふせ」
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いいよ、そうそう。
「まだ、ふせ」
うん、できた、できた。
いい顔だよ。
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ほら、また横を向く。
ちゃんと前を見て。えさもつられるんだからなぁ。
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# by shin0710s | 2006-03-15 19:35 | Trackback

ビーグル1匹、ダックス5匹の愛犬と猫2匹の動物たち。周囲約7kmの世界で見聞したことを日記風に書いています。