今日は、雨。
震災の後片付けは遅々として進んでいない。
我が家の被災はわずかなものであるが、町内の瓦礫置き場は、
山のようにうずたかく積まれている。
それもあちこちの置き場に。
瓦礫となってしまっているが、それぞれの品物には各家、あるいは
人々の歴史が刻まれているはずなのに。
倒壊した家屋や道路の復興はまだやっと緒に就いたばかり。
カメラを向けることなどできない。
涙を流し、汗を流している多くの被災者、ボランティアの方々がいる。
今は、新緑にカメラを向けていたい。
陶山神社の境内である。
陶器の狛犬。
神社への階段。
陶山神社の本殿。
そして阿吽の狛犬が並ぶ。
陶器の里ならではのもの。
神社の片隅に並べられた石碑。
大明神と読むことができる。
またこちらには、愛染明王と記された石碑がある。
神仏分離令により、まとめて山の端に置かれたのだろうか。
「明神」は、当時仏教関連の用語と見なされていたらしい。
例年訪れるお寺である。
そしてトンバイ通り。
今日は終日の雨になりそうである。
晴耕雨読ではないけれど、我が家でのんびり過ごすことにしよう。