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白秋の黄昏

桜地蔵に遇う

季節はずれの桜の花。
何を迷ったのか、桜の花がちらほら咲いている。
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桜の花の下には、お地蔵様が。
1700年代に建立されたお地蔵様である。
江戸時代である。
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本町は、緑川が貫流している。
そして、本町の歴史は、緑川との戦いであった。
加藤清正の緑川改修がなされている。
本町を鳥瞰できる場所には清正公山と呼ばれる小高い山がある。
しかしそれ以後も緑川の洪水に悩まされている。
古文書にも

1755(宝暦5) 6月1日
碧川大洪水。塘笠8分目に水出増地水に1丈5尺の注進也。此の間長々淋雨弥以降り続く。
又々同4日に右の水に3尺余増水す。両度共に白昼也。
有安村の一里木の元大友破損して大川水有安・下横田・浅井・四堂崎にて上早川谷川埋合い、唐の木の元大友破損して直ちに糸田の様に村上お宮の脇横友打ち破り村も大水打ち通し及難儀す。(古今集覧)

と記している。本町に、地蔵尊が多いのは、
緑川の洪水の歴史があったためであろうか。

道にたたずんでおられる桜地蔵
6月の頃は、青葉に覆われ涼しげであった。
200年以上も今の場所に佇み私たちの生業を見つめてきた
その眼には、どのような思いが宿っているのだろう。
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季節はずれの桜の花であるが、徒花にあらず。
花を咲かせずにはおれない
強い桜の思いがこもっているのかもしれない。
その現象面のみを見て判断する愚かさを
学んできているのであるが、
季節はずれの桜であるが故に、美しさより、
奇異なるものとして見てしまう。
花が咲けば、その理由を問う。
散ればその風を恨む。
そのような、私の姿は、人が人としての
遺伝子として連綿と伝えてきたものであるかもしれぬ。

さわやかな秋風が吹いている。
在るがままに見、在るがままに受け止める。
自然法爾(じねんほうに)の言葉そのものの
桜地蔵様である。

今日も夕日が美しい。
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自然というは、自はおのずからという。行者のはからいにあらず、しからしむということばなり。然というはしからしむということば、行者のはからいにあらず、如来のちからにてあるがゆえに。法爾というは、この如来のおんちかいなるがゆえに、しからしむるを法爾という。(親鸞 末燈鈔)
# by shin0710s | 2005-10-20 20:28 | Trackback

国語の勉強大好き?

こゆび        こわせ たまみ

こゆびは
ゆびの 赤ちゃんだから
おはしも もてない
スプーンも もてない
こぼしたごはんも ひろえない

こゆびは
ゆびの 赤ちゃんだから
バナナも むけない
みかんも むけない
おやつのおかしも つまめない

それでも こゆび
ちいさな こゆび
ゆびきりげんまん またあした
明日の約束
ネ できるでしょう

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1年生の教室は、いつも明るい。
今日は、詩の授業。
学校の先生が全員参加。
まずは、元気に口の体操から始まる。
先生の体を動かしながらの授業に
子どもたちも目を輝かす。

今日の目標は、
「こゆびの様子を想像して声に出して読むことができる」
子ども対象の詩であるものの、大人の作った詩である。
そこで、補足が必要となる。
「こゆびは指の赤ちゃんだから」は、「ゆびの赤ちゃんみたいだから」
の意味だよ、と伝える。
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そして、おはしを(         )
( )に何が入るかな?と問いかけ、
子どもたちの「もてない」の言葉を引き出していく。
赤ちゃんって、おはしを持てないだけ?
その言葉に触発され、「を」じゃない「も」でないとおかしい。
と経験を思い出しながら、詩の世界に入っていく。
手が上がる、話し込む。
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そして発表する。
もう我慢ができない、発表させて、と子どもの顔が
言っている。

授業が第2連になると
子どもたちの目が一段と光り始めた。
この光り輝く目こそ、授業の醍醐味なのである。

1年担任は、50歳半ばのベテラン女教師。
若さとは、年齢だけではない、子どもたちに向かっていく
情熱である、と思えた国語の授業であった。
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昼休みはブランコに興じる
子どもたちの歓声が校内に
広がっている。
子どもがいてこその学校である。 
# by shin0710s | 2005-10-19 20:31 | Trackback

秋の風を味わう

すっかり秋風になった。流れる雲もゆったりとして
いる。甲佐富士ならぬ甲佐岳の藍色も柔らかい。
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見飽きぬ山並みの色である。道に生えたススキが風になびく。
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花壇の花も夏の鮮やかさはなく、儚げである。
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風にながれる木の葉の響きが懐かしい。
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夜、外に出ると月が煌々と輝いている。立待月であろうか。
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秋の一日を風と薫りに包まれて過ごすのもいい。
# by shin0710s | 2005-10-18 20:37 | Trackback

ビーグル1匹、ダックス5匹の愛犬と猫2匹の動物たち。周囲約7kmの世界で見聞したことを日記風に書いています。