2010年 02月 05日
お通夜って何ですか?
登園してきたお母さんから
「お通夜って何ですか?」
と尋ねられた。
お祖父ちゃんが亡くなられて、今日がお通夜である。
お通夜は、「夜とぎ」ともいう。
お通夜とは、遺族をはじめ亡くなった方に縁のある者が夜を通して、
亡き人を偲び、静かにご遺体を見守るというのが本旨です。
ですから、お勤めの間だけを通夜と言うのではありません。
身近な人の死という現実を謙虚に受け止め、
日頃忘れがちな「生死」の問題について、
深く考える一夜にしていただきたいと思います。
故人は人生の最後に、身をもって教えてくださった「人はみな死ぬ」という事実です。
つまり、この私も、必ず死を迎えなければならない生を送っているという事です。
そしてそれは、「死と隣り合わせていきているあなたは、
これからどのように生きるのですか」という、
亡き人からの問いかけでもあります。故人とは生前中、
ケンカもし共に笑いもし、いろいろなことがあったことと思います。
さまざまな思い出がよみがえってくることでしょう。
しかし、それらすべてが、何かを教えていることではなかったでしょうか。
夜を通して、お互いに話し合えば、通夜の本旨にかなう事でありましょう。
また、お勤めは、仏様の教えに出逢う大切な縁になるものです。
お勤めや法話をとおして、生きている事の尊さを仏さまの教えにたずねていただきたいと思います。
夜6時過ぎに五問との満中陰法要に出かける。
四十九日である。
お勤めをし、御法話は、今日は、
お通夜の意味についてお話をする。
何してるの?
何してたの?