2011年 04月 05日
桜を味わう。
衣替え中。日々新緑の季節に向かっている。
私の村の共同墓地ではサクラが満開。
先祖に花を捧げている。
墓石にかかるサクラは、泣き人々の元気な笑い声のようでもある。
おじいちゃん、おばあちゃん、そして隣のおじちゃんおばちゃんの声さえ
聞こえてきそうである。
お骨はみんな掘り起こして寺の境内にある納骨堂に納められている。
ここには、もうお骨はない。
それでも何か、いにしえの村人が花見をしていそうである。
墓地と言えば、ここも墓地である。
古墳も墓地であるが、公園となっている。
多くの人が楽しむ場、集う場である。
これもまた古墳時代の人が喜んでいるような気がする。