2011年 05月 01日
青木繁展へ。
50年も昔の話である。
修学旅行の見学地の一つだったように思う。
そこで英語で石橋のことをブリジストンと言うんだよ、と教えてもらった
ように記憶している。何せ50年も昔のこと。不確かではあるが。
さて久しぶりに訪れたのは、青木繁展が催されていたからである。
多くの作品そして私信等を見て回る。
28歳で夭折した青木繁。
没後100年を記念しての展覧会で見応えのあるものであった。
興奮した気持ちを静めるべく文化センターの庭を歩く。
幸せな生活をかいま見る思いがする家族連れ。
風雪をともにした夫婦。
そして坂本繁二郎のアトリエ。
青木繁の生涯は、才能に振り回された短い生涯ではなかったか。
我が才能への自負とそれを評価し得ない美術界への怒り。
芸術には縁遠い私にとってうかがい知れないものである。