2012年 01月 29日
日奈久へ。
子どもの頃、「日奈久」のことばを聞くたびに
一度行ってみたい、と思っていた。
今でも昭和三十年代の香りのする街である。
山頭火の句があちこちに掲げてある。
放浪の俳人種田山頭火は、昭和5年9月10日から熊本県八代市の日奈久(ひなぐ)温泉、
織屋に3泊し、その日記に『温泉はよい、ほんたうによい、ここは山もよし海もよし、
出来ることなら滞在したいのだが、―――
いや一生動きたくないのだが、』と称賛し、
『此宿は、夫婦揃って好人物で一泊四十銭では勿体ないほどである』と記している。
http://www.hinagu.com/santoka/new_pa2.htm
大人が日奈久に行った、とよく話をしていた。
そして竹輪がおみやげであった。
懐かしい香りのする街である。