遊びをせんとや生まれけむ 

遊びをせんとや生まれけむ たはぶれせんとや生まれけん
  遊ぶこどもの声聞けば   わが身さへこそゆるがるれ
                   「梁塵秘抄」より

寒い一日であった。日差しはあるものの、冷たい風が吹く。
朝から雪が、砂糖をまぶしたように田圃にのっている。
昼休みになると、子ども達の声が響き出す。
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運動場からである。寒い風が何のその。
元気に遊びにうち興じている。
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何も昼休みに限らない。
休み時間になると一時を惜しむかのように
運動場へ。

私たち大人はどうであろうか?
みんなが集まったらすぐに外に出て遊びをはじめるだろうか。
まずそんなことはしない。
もちろん、バドミントンやバレーなどのスポーツをするためであるなら
動き出すかもしれない。
しかし、今は、集まって体を動かして遊ぼうとはしない。

いつからそうなったのか?
中学生も外に出て遊ぶ。
高校生は全員ではない。
そして次第に外に飛び出して行かなくなる。

子どもは、大人を小さくしたものではない。
また、大人になるために子どもの時代があるのではない。
子どもの時代の今を生きているのである。
一時もじっとしていない子ども達を見るのは楽しい。

今日も、元気な子ども達である。
by shin0710s | 2005-12-13 21:16 | Trackback

ダックス4匹の愛犬と猫1匹の動物たち。周囲約7kmの世界で見聞したことを日記風に書いています。


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