隠れキリシタンの里へ。

天草西海岸は今でこそ車で行くことができる場所であるが、
天草五橋がない時代は大変な場所だったに違いない。
妙見浦から大江天主堂を目指す。
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小高い丘の上に白い天主堂が見える。
天主堂までの道には、
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マリア像。そして墓地が並んでいる。
天草に来なければ見ることがない墓地である。

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青空にそびえる天主堂は美しい。
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次は崎津を目指す。
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入江にひっそりとたたずむ「﨑津天主堂」は、天草市河浦町﨑津地区のシンボル。
穏やかな羊角湾を望む美しい姿は「海の天主堂」とも呼ばれています。
1888年(明治21年)建立の木造﨑津教会の老朽化に伴い、現在の建物は1934年(昭和9年)に
フランス人宣教師のハルブ神父のときに建てられたもの。

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高くそびえる尖塔と、パステルカラーが愛らしいステンドグラスに飾られた、ゴシック様式の教会です。
アーチ天井に覆われた建物内部はとても珍しい畳敷きで、
壁にはキリストの受難を描いた絵がずらり。正面奥の祭壇がある場所では、
かつて「絵踏み」が行われていたと言われています

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現在も毎週日曜日にはミサが行われ、厳しい弾圧を受けながら信仰を貫いた人々の暮らしを見守り続けています。

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私たちが世界遺産へ登録を推進している「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」は、
キリスト教の伝来から、今日までの歩みが、世界史の中でも高い価値とストーリーを
有している文化遺産です。
中でも、「天草の﨑津集落」は、弾圧から潜伏が高い評価を受け「長崎の教会群」の
構成資産に選ばれました。
世界遺産推進室では 天草市から世界遺産を排出すべく『「天草の﨑津集落」を世界遺産へ!』
というスローガンを掲げ、熊本県・長崎県・関係市町とともに
平成30年の世界遺産登録を目ざしています。



世界遺産を目指している崎津である。
「秘すれば花なり」のことばがあるけれど、こうしてひっそりと生活に根ざした集落であるからこそ
と思うのは私だけであろうか。
人々の日々の生活が世界遺産に登録されることにより、この静かな入り江が変わることがないようにと思う。
多くの観光客の行き交う喧噪は似合わない。
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by shin0710s | 2017-04-17 11:58 | | Trackback

ダックス4匹の愛犬と猫1匹の動物たち。周囲約7kmの世界で見聞したことを日記風に書いています。


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