2019年 03月 29日
「通草」と書いてアケビ?
アケビの名の由来は、実が開いて中の果肉を見せる意味で「開肉(あけみ)」から、
あるいは、ちょっと意味深い「開け窄(すぼ)み」からつけられたともいわれる。
小葉が五枚のアケビと三枚のミツバアケビがあるが、ミツバアケビの方が果肉が大きく味がよいので人気がある。
さらに、果皮は油で炒めたり、春先に伸びかけたつる(茎)も山菜としてよく食べられる。
芽吹いたばかりのアケビは、花茎の基部から雌花を、先端に雄花をつける。
大きく開くのは萼片で、花弁はない。夏には果実は徐々に肥大し、緑色で親指大に成長する。
秋になって果肉が割れるころになると、果実は美しい紫色に変わる。高い木にからみついたアケビを採るのも楽しい。