ゆずり葉

6年生の国語教科書に出ていた詩がある。
河井 酔茗の「ゆずり葉」である。

我が家の「ゆずり葉」も若葉が元気に伸びてきている。
鳥が運んでくれたのか知らぬうちにこのような姿になってきた。


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若葉の勢いはこの詩の通である。



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ゆずり葉       河井 酔茗
    
子供たちよ
これは譲り葉の木です。
この譲り葉は
新しい葉が出来ると
入り代ってふるい葉が落ちてしまうのです。
こんなに厚い葉
こんなに大きい葉でも
新しい葉が出来ると無造作に落ちる
新しい葉にいのちを譲って――。
子供たちよ
お前たちは何を欲しがらないでも
凡てのものがお前たちに譲られるのです。
太陽の廻るかぎり
譲られるものは絶えません。
輝ける大都会も
そっくりお前たちが譲り受けるのです。
読みきれないほどの書物も
みんなお前たちの手に受取るのです。
幸福なる子供たちよ
お前たちの手はまだ小さいけれど――。
世のお父さん、お母さんたちは
何一つ持ってゆかない。
みんなお前たちに譲ってゆくために
いのちあるもの、よいもの、美しいものを、
一生懸命に造っています。
今、お前たちは気が附かないけれど
ひとりでにいのちは延びる。
鳥のようにうたい、花のように笑っている間に
気が附いてきます。
そしたら子供たちよ、
もう一度ゆずり葉の木の下に立って
譲り葉を見る時が来るでしょう


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この詩の「もう一度ゆずり葉の木の下に立って ゆずり葉を見るときが来るでしょう」
のとおり、今ゆずり葉を前にしている。

鳥のように歌い、花のように笑っていた…ことに気づきのはその時が過ぎ去ってである。
その時代は、歌い、笑うことがすべてであったのだろう。



ところで、このゆずり葉を知ったのは、教師になってからである。

実際は、私の身近なところで使われていた。

熊本では、ゆずり葉を「つるの葉」と言い、正月の飾りに伝っている。
しめ縄や、鏡餅に『裏白』と一緒に飾っている。


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お寺っているのでしめ縄等を飾ることもなかった。

ちょっと残念である。




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by shin0710s | 2019-05-14 18:05 | | Trackback

ダックス5匹の愛犬と猫2匹の動物たち。周囲約7kmの世界で見聞したことを日記風に書いています。


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