お寺の書庫で古い写真を入れた箱やアルバムを整理している。
明治大正の頃の写真は残っていない。
昭和十年代の家族写真である。
先々代の住職夫婦を中心にしたものである。
それから1~2年後であろうか境内への門前での祖母を中心にしたもの。
そして3枚目は、同じく2から3年後。
父の末弟の小学生の姿から想像するとそうなるかな。
そうそうこんな写真も出てきた。
父が言っていた。兄妹ケンカをすると姉が悪いのに俺ばかり父は怒った。
話も聞かずに。
と言っていた父の姉である。
そして父の長兄のもの。
父の長兄である伯父さんの家族写真も出てきた。
昭和三十年代である。あこがれた世界である。