2006年 03月 01日
「かぐやひめ」を読む
さすがにたまらず職員室のストーブが点く。
今日から3月。
昨日は晴天で、「れんぎょう」の花が咲き始めている。
桃の花(?)も満開となる。
あまりに乱雑であったので図書室の絵本を並べる。
と、ふと目にとまる絵本。
「かぐやひめ」である。
竹をとりつゝ、萬の事につかひけり。
であった。この絵本では、
「むかし たけとりのおきな というひとが ありました。
のはらや やまにいっては たけを きってきて
いろいろのものにつかいました」
の書き出しで始まる。
竹取物語は、 『源氏物語』絵合巻に「物語の出来はじめの祖(おや)なる竹取の翁」と称揚された、初期物語の代表的秀作であり、日本人なら誰にでもそのあらすじが知られている、我が国古典文学を代表する作品である、とものの本には書いてある。
絵本の表紙を見て驚いた。
円地文子・文
秋野不矩・絵
1979年10月31日 第17刷発行
岩崎書店
と記してある。20年以上も前の絵本であるが
古さを感じない。改めて最初からゆっくり読み返してみると
挿絵といい文章といいとても絵本である。
ぜひ子どもたちに読み聞かせをしたい。
きっと子どもたちも楽しんでくれることだろう。
チュンである。
今日は暗くそして小雨の中の散歩であった。
ところが、チュンは藪の中に鳴き声をあげて
走り込んで行き、そのまま音沙汰なし。
いつまでも来ないので帰っていたが、それでも姿が見えない。
引き返し、「チュン、チュン」と呼ぶ。
返事がない(いつも返事はしないが。)
困ったことになった、と思い帰っていると
音を立てて走ってきた。
これで安心。ほっとして頭をバチバチ叩いてやった。
チュンは大喜び。
なんというワン公であろうか。これは11月のチュン。
顔が傷だらけ。走りまわる証拠である。