2006年 03月 15日
春に、浮かれるな?
暖かな陽射しが部屋に入り込むとつい
浮かれてくる。
校庭の木蓮には、純白。
そして紫。
花びらを突き抜けた日がこれまた暖かい。
ついつい足が地面から離れ浮かれそうになる。
日々わくわくしながら、咲く花を眺めている。
あえてこの浮かれそうな私に異を唱えるわけではないが
金子みすゞの詩がふっとよみがえる。
大漁
朝焼け小焼けだ
大漁だ
大羽鰮の
大漁だ
浜は祭りの
ようだけど
海の中では
何万の
鰮のとむらい
するだろう
暖かくなる前に寒い地方に旅立つ鳥へ
の思いを知ることがあってもいい。
厳しい寒さを良き日とするペンギンにも。
見えないものを見ることが出来る感性を
もてたらいいなあ、と。
別に斜に構えるわけではないのだが、
つい浮かれそうになる私への自戒を込めて
特訓4日目。今日はコウメのみ。
サクラはお出かけ。
「おすわり」「ふせ」
いいよ、そうそう。
「まだ、ふせ」
うん、できた、できた。
いい顔だよ。
ほら、また横を向く。
ちゃんと前を見て。えさもつられるんだからなぁ。