2006年 06月 09日
さあ、「はなのみち」のお勉強をしますよ
運動場からは、野球部の練習があっている。
子どもたちもほとんど帰っている。
1年生になって2ヶ月ちょっと。
今日は、1年生の国語の研究授業。
隣の学校から助言者を呼んでの授業である。
本校の先生全員参加。
子ども達の音読が始まる。
短いお話。
子ども達は指で一区切りの文を挟みながら
声をそろえて読み進める。
2ページにわたっての場面である。
この「はなのみち」の物語を9時間かけて学習していく。
その中には、紙芝居つくりも入っている。
9時間かけてのこの教材の目標は、
「絵や文章から場面の様子を想像したり、声に出して
読んだりすることを楽しむことができる」
なっている。
今日は、その2時間目。
1,3の場面から2の場面の登場人物の会話を想像したことを
吹き出しに書き込み、想像を広げることができる。
の目標である。要するに、
「くまさんは、どんなことをいったのだろう」
である。「どんな」、を想像させるのである。
もちろん思いつきでいったり、
勝手に作ったりするわけではない。
「これ知らない?」「リスさん、これは何ですか?」等
の言葉を求めるのである。
実際、クマさんになって言葉に出したりしてみる。
「これきみの?」
次の子は、
「これりすさんの?」
動作化をしながら想像を広げるのである。
そこで求められる言葉の例として、
「ねえ、リスさん、この袋のこと知らない?」
「ぼくの家においていったのはだれかしらない?」
「ねえ、リスさん、この袋のなかみは何かなあ?」
を期待するのであるが、そうはなかなかいかない。
研究授業は緊張するものである。そしてこの授業のため
かなりの時間をかけて勉強をする。
しかしなかなか納得のいく授業ができない。
とはいうものの、この研究授業が一番教師を
育てるのである。
本校の先生方全員が本年度は
研究授業をすることになっている。
それはそのまま子どもたちに生きるはずである。
ところで最後の場面は、
である。
やはり授業は見るものではなく、するものである。
監督より、選手の方が喜びが大きい。
1年の中で昼間が一番長い日が近づく。
それだけに、いつまでも外が明るい。
いつものように、ランが来る。
それを待っているのがサクラ。
そしてよく遊ぶのがコウメである。
一緒にいるのがランにとってはうれしいこと。
今日は、コウメがいい笑顔であった。