「そこ、そこで抜くー、いいぞー」・・・サッカーは好きですか?

アゲハチョウが舞う。
何となく元気がない。
雨が打ちひしがれた姿である。
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「そこ、そこが大事ー」
「ボールを見るな、相手をしっかり見てー」
サッカー部の練習である。
雨が続き、やっと少しだけ練習ができた。
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泥だらけになりながら、相手を抜く。
抜かせまいと体を寄せる。
真剣な表情である。
とにかく子どもたちは
その情動に突き動かされるようにボールを追う。
額に汗が光り、したたり落ちる。
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「そうだー、いいぞー」
あちこちから声が飛び交う。
雨が続き、エネルギーが溢れんばかりの子供たちである。
いつまでも先生が若さを保てるのは、
子どもたちのエネルギーを吸収しているからかも。

本校には、野球部、サッカー部、ミニバスケット部。
それに、剣道部などがある。
更に、体操や水泳をやっている子もいる。
田舎の小さな学校であるが、それぞれに自分のやりたい
スポーツに励んでいる。

若い教師にとって、部活動は麻薬のようなものである。
私も、ソフトボール、そしてサッカーに明け暮れたときがある。
朝の練習、そして放課後の練習。
夏場のボールが見えなくなるまで練習をさせた。
4時から始めて
「ありがとうございました」
の声をグラウンドに響かせるのは、
午後8時頃。
さすがにその頃になるとボールも見えない。
バットと素振りである。

県大会をめざして、練習を積み重ねる。
まずは、町の大会。
そのために、土、日は、近くの学校との練習試合。
負けようものなら、学校に帰って反省を含めての練習。

授業中の子どもを実ながら、打撃の順番を考える。
守備の位置を考える。
四六時中、ソフトボールのことを考えていた。
試合に勝つと子ども、そして両親が喜ぶ。
担任は更に大喜び。
指導したことが、直ぐ目に見える形となって表れる。
勝って喜び、負けて涙を流して悔しがる。

それは、サッカーにおいても一緒であった。
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しかし、いつの頃よりか部活から離れだした。
子どもにとって大事なことは何かと考え出した。
直ぐ見える結果も大事だけど、将来に繋がるものを
日々一歩一歩進んでいくことも大事であると。

授業の腕はなかなか上がらず、子どもの成長は見えにくい。
ところが部活動は目に見えて伸びていく。
両方を兼ねることができればいいのだが。

野球部以外の本校の部活動は、物足りない。
もう少し頑張ってみないか、と言いたくなるような・・・。
野球部は、社会体育で、かなりハードである。
丁度いい、というのは難しい。 

どこみてる?サクラ。
昨日の一枚。
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雨の日の夕暮れは難しい。
特に動きのあるワン公達は。
Tracked from blhepdy at 2006-09-10 19:54
タイトル : blhepdy
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by shin0710s | 2006-07-03 20:06 | Trackback(1)

ダックス4匹の愛犬と猫1匹の動物たち。周囲約7kmの世界で見聞したことを日記風に書いています。


by shin0710s