「中2女子刺される」…命の尊さを伝える。


昨日のことである。

中2女子刺される
 同学年男子がナイフで


朝刊に記事が出る。隣町の中学校での事件である。
学校に衝撃が走る。隣町の中学校は、山間部の学校である。
遠い都会の出来事ではない。
小学校においても一緒である。一昨年度は、
佐世保で小学校6年生の事件が起こっている。
職員朝会で、子ども達に「命の尊さ」「かけがえのない命」
等の学年に応じた話をするように伝える。
そして、明日(28日)に全校朝会で「命の尊さ」
について子ども達に話をすることにした。

本日、朝から、子ども達に話をする。
以下はその要旨と使った写真である

いのちの意味を考えてみよう
運動会の練習のあっているある日。
本校に赤ちゃんが。
まゆちゃんです。
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抱き上げてみました。30年前に同じように
女の子を抱き上げていました。
先生にも赤ちゃんがいました。
皆さんも赤ちゃんの時代がありましたね。
覚えていないでしょうけれど

赤ちゃんは、温かくて、ミルクの匂いがして
とても嬉しい気持ちになりました。
お母さんに抱かれている赤ちゃん、とても嬉しそうです。
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お母さんである先生のみゆちゃんに注ぐ慈しみのまなざしです。
みんな、こんな時があったんだよね。
 
運動会です。
運動会でのみなの活躍がとてもすばらしかったですね。
今日はそのほんの一部を紹介しましょう。
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帽子が落ちそう。保育園の鼓笛隊です。
保育園や幼稚園でどんなことをしてきましたか?

これは誰でしょう。
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走っている○○くんは気がつかなかったと思うけど、
たくさんの人が応援していたんだよ。ほらおばあちゃんの声が聞こえそうです。

これは、総練習の時。
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だい君の力一杯の演技につい目がいきました
隣のりく君の一生懸命さもいいですね。

本番では、大けがをしてしまった徹君。
総練習では、ダントツの一位。
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私たちの生活では、どんなことが起こるかわかりません。
どんなことがあっても負けない強さをもって欲しいのです。
ぜったいなげださない。

ほら、この写真を見てください。
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とてもすばらしい笑顔です。
肩を組んで、力を合わせています。
ともだちです。なかまです。
この姿を大事にしてほしいのです。
どんな苦しいときも仲間がいます。
友達がいます。

でもいつもこんな姿だけではありませんね。
「むかつく、殺すぞ」「死ね」「死んでやる」こういった言葉を教室で
けんかの時や腹が立ったとき聞いたことはありませんか。
もしかしたらあなた自身がつい最近言った言葉ではありませんか。

ここに詩があります。一緒に読んでみましょう。
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かえされないつり針
五年 小松 浩樹
てっちゃんが 最後に食べた
ジュースとメロンパン
てっちゃんがたおれていた
冷たい道路
てっちゃんが よくでてくる
ぼくの夢

さそわなければよかった・・・
てっちゃんに借りたつり針
とうとうかえされなくなってしまった


もし、本当に自分たちのなかまが不意に死んでしまったら、
どんな悲しみに襲われるのか、皆さんには想像できないかもしれません。

てっちゃんは自転車で飛び出し、トラックにはねられて死んでしまったのです。
この詩を書いた男の子はてっちゃんの親友で、
休みの日には必ずお互いに誘いあって魚釣りするのを楽しみにしていました。
7しかし月1日の暑い日に帰らぬ人となってしまいました。
次の日、教室で、担任の先生が、健康観察でてっちゃんの名を呼びます。
何度も呼びます。
でも返事はありません。
先生は泣きながらてっちゃんの名を呼ぶのです。
学級のみんなも泣いています。
泣く以外できることはありませんでした。

あなたたちは今、お父さんやお母さん、そして先生やたくさんの人に
見守られて生活しています。
しかしいつもあなたのそばにいるとは限りません。
ひとりの時でも自分の頭と心でしっかり考えて、判断しなければなりません。
自分の命が大切なようにともだちなかまの命もまた本当に大事なのです。

4年生が講話の感想を書いてくれた。
  
○ともだちを大事にすることと、みんなで力を合わせれば何でもできることとかを伝えたかったと思います。あと、人を刺したりしてはいけないことを校長先生は伝えたかったと思います。いやなことをされたからと言って人を刺したりしてはいけないと思いました。

○校長先生は、ともだちがいるから幸せなんがよ。みんなの気持ちがあるから運動会もできるんだよ、と言いたかったと思います。だから自分でもともだちがいるから生きるんだと思いました。

○校長先生は、ともだちと自分を大切に、いい大人になってください、と言いたかったんだと思いました。私は、自分と友達を大切にしようと思います。

○校長先生は、人を大切にしよう、と言いたかったんじゃないかなと思いました。「ほんとだ、人を大切にしなきゃ」と思いました。

○校長先生は、私たちに写真を見せて、このように学校ににいいことや笑顔やともだちを増やしていこうと知らせたかったんだと思います。校長先生の話を聞いてとても心が伝わってきました。

○校長先生が写真を撮ったのを見て私は「とっても嬉しそうだな」と思いました。校長先生は、仲間を大切にしてほしいってことを伝えたかったと思います

○「命がなくなったら、笑顔がなくなるんだよ」と校長先生は、言いたかったと思います。ぼくも校長先生と同じで誰かの命がなくなったら一生その笑顔が見れないと思いました。

○死んだら笑顔が戻ってこない、だから命を大切にしようとぼくは思いました

○校長先生は、「みんなでがんばる運動会、ともだちを大切に」と言いたかった。てっちゃんがかわいそうと思った。人を傷つけないと言いたかったと思う。

○命がなくなったらみんなと笑顔で遊べないと先生は言いたかったと思います。ぼくはみんなを大切にしようと思います。

○校長先生は、私たちに運動会でがんばっている姿を見せたかったと思います。とても良かったです。人を傷つけたりしてはいけない。

○先生は、なかまというものを教えたかったんじゃなかったのかなあと思いました。あと、人を傷つけないということを知ってほしかったんじゃないかなと思いました。命は絶対に戻ってこないと思いました。人を殺したりしたらいけないと思いました。

○命を大切に仲間を大切にと言いたかったと思います。命を大切にしようと思います。仲間も大切にしようと思います。

○みんなが元気でいられるように言ったんだと思いました。みんなが怪我しないように言ったんだと思います。校長先生は、なかまと一緒にいられる学校にしたいから言ったんだと思いました。


子どもたちに話をするのは難しい。
今回は、プレゼンテーションの形で話をしていった。
百の言葉より、一枚の写真の訴える力の大きさに
驚かされる。
本当に真剣に話を聞いてくれた。

これからは、子どもたちのサインを受け取る私たちの問題である。
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by shin0710s | 2006-09-28 20:56 | Trackback

ダックス5匹の愛犬と猫2匹の動物たち。周囲約7kmの世界で見聞したことを日記風に書いています。


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