子どもたちに命の尊さの話をする

出張に横浜に行き、人の持つ無限の力を
みなとみらい21の建物群横浜港にかかる大きな橋
に見ることができた。
そんな中で山下公園で
「赤い靴はいてた女の子」
の銅像の前で立ち止まる。
そしてずいぶん時間を過ごしてしまった。

小さい頃聞いた童謡である。
たくさん童謡を聴いているがなぜか今もって
胸が締め付けられるようになる。

この歌にあるように、外国に行っているだろうと
思っていた女の子がなぜ海を眺めているのかが気になった。

そしてこの女の子の生涯を子ども達に伝え、命の尊さを
考えて欲しいと思わざるを得なかった。
今日は、命の尊さについて子どもたちに
話をするようになっている。そこでこの
「赤い靴をはいた女の子」の話をした。

講話のあらすじである。
人間の知識そして技術にはすばらしいものがあります。
先日横浜に行ってきました。
国際委横浜港。
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大きな建物が建ち並ぶ「みなとみらい21」
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横浜湾をまたぐ「横浜ベイブリッジ」
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夜景も美しいのです。
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大きな建物群そして華やかなイルミネーション。
すべて人が作り出しているのです。
人間の可能性は無限です。
皆さんも将来
どのような力を発揮するのか楽しみです。

会議が終わって夕暮れの山下公園を歩きました。
中程の小さな女の子の銅像がありました。
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「赤い靴はいてて女の子」
と書いてありました。

皆さん「赤い靴はいてた女の子」
の歌知っていますか。今日は左座先生にこの歌を
歌ってもらいます。一緒に聞きましょう。

赤い靴はいてた女の子 異人さんにつれられて 行っちゃった
 横浜の波止場から船に乗って 異人さんにつれられて 行っちゃった
 今では青い目になっちゃって 異人さんのお国に いるんだろう
 赤い靴見るたび考える 異人さんに逢うたび 考える


この曲をいつ頃覚えたのか私も記憶にないのだがいつしか口ずさ
んでいたように思います。

この赤いくつの女の子は本当にいたのでしょうか。
ここに歌われた赤いくつの女の子はどう
なったのでしょう。
言葉も解らない、人種も全く違う遙か異国の地で、
この少女は幸せに暮らしたのでしょうか。

少女の名は,清水市出身の明治35年7月15日生まれ「岩崎きみ」ちゃん。
彼女が母親に連れられ北海道に入植したのは,彼女が生まれてまだ間もない頃でした。
かけなしの全財産を投じて入植したものの,一家はなかなか生活苦から脱することはできず,とうとうこの子の幸せを願って米国人牧師の養女にもらわれることになりました。彼女が3歳の時でした。

その米国人牧師が,日本での任期を終え本国に帰ることになった時,
彼女が結核におかされていることが判明しました。

今では結核なんて何でもない病気だけど,当時はまだ不治の病。
結局彼女は,渡米できず,孤児院に預けられることになりました。

そして...
明治44年,この地で9年の短い生涯を閉じました。
一方,母親の「かよ」さんは,そんな娘の死も知らないまま,
昭和23年,
「きみちゃん,ごめんね」
の言葉を残して64歳で他界したといいます。

このきみちゃん、赤い靴はいた女の子の前に立つと
「私ね、短かったけど、一所懸命生きたの」
の声が聞こえてくるような気がします。
そしてきみちゃんの
「あなたの命もみんなの命も大事にしてね」
の声も聞こえてくるような気がします。

命の大切さを訴えている
岩崎かよちゃんのお話です。

ところで私たちの周りはどうでしょうか。
命を大切にしない出来事が起こっています。
以前いた学校でのことです。
4年生の男の子がはさみを振り回して大騒ぎになったことがあります。

クラスのみんなは、この子が掃除の時間ぞうきん当番なのに、
ぞうきんは使わずにほうきを使って掃除をしたので注意したというのです。
そしたら、この子は怒って暴れ、はさみを引き出しから取り出し振り回したと。

クラスのみんなは口々に言います。
「乱暴だ」と。「ウソをつく」と。
何度掃除をきちんとしなさいとみんなで言っても聞いてくれないと。
もちろんはさみを振り上げた男の子は大変なことをしているので厳しく怒られなければなりません。
じゃ、男の子が怒られるだけで終わりでしょうか?
周りで「うそつき、うそつき」とはやし立てていた子はどうなのでしょう。
また何も言わないけど、周りで見ていた子はどうなのでしょう。
私は、学級の中で一人だけ悪いということはないと思います。
また、一人だけいい子もないと思っています。

今日はこのあと学級で少し考えてください。

最後の一枚です。陸上記録会のバトン受け渡しの場面です。
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とても大好きな場面です。
これを皆さんの学級の姿にして欲しいのです。
そして6年生から5年生へ、そして上級生から下級生へ
すばらしいバトンを渡して欲しいと思います。

少し長い時間になってしまった。
しかしスライドの赤い靴はいた女の子と、
本校の先生の心にしみる
歌声が流れるときどの子もじーっと聞き入っていた。
もうほかに付け加える言葉など無いといった時間であった。
写真と透きとおる歌声があれば短い言葉でいいのかもしれない。
余分な言葉が多すぎた全校集会であった。

相変わらず反省の言葉しか出てこない講話の時間である。
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by shin0710s | 2006-10-26 19:10 | Trackback

ダックス5匹の愛犬と猫2匹の動物たち。周囲約7kmの世界で見聞したことを日記風に書いています。


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