2006年 12月 19日
覚えるためには、我慢しなければならない時もある?
教師は、通知表に頭を悩ませる。
なかでも苦しむのが所見の欄である。
どう書けば、子どもの様子がよく伝わるか
と考える。
担任の書いた通知表に担任が捺印し、私の印を押す。
当然すべての子どもの通知表を読むことになる。
誤字脱字はもとより、表現が気にかかる部分については、
再考を促す。
さて、日頃どのような指導があっているかというと・・・。
ここ校長室では個別指導があっている。2年生。
算数の九九である。
とにかく暗記しないことには先に進まない。
今6の団の特訓中。
「六一が6、六二12,六三18,六四24・・・六七46」
「えっ?」
「はい、もう一度」
[はあーつかれたー」
直ぐ暗記してしまう子も当然いる。
暗記するのに時間が必要な子もいる。
そこで、まずは、学校でできる時間を使って先生の
個別指導である。
時間さえあれば目標に達成できるのである。
そして思いもかけない力を発揮する。
教育は、日々の積み重ねと、忍耐である。
今日は、昼休みいっぱいを使っての九九であった。
運動場に出て遊びたいだろうけど・・・。
運動場では、保育園児と遊ぶ姿が見える。
中庭からはニワトリの声が聞こえてくる。
九九を言えるようになってうれしそうな顔がとてもいい。
笑顔でいっぱいである。
今日は、教科書を見ながら、九九を言うことから。
まだまだこの特訓は続きそうである。
「がんばれ、愛子ちゃん」