町の成人式に出る

本日は町の成人式である。
昭和61年4月2日~昭和62年4月1日
に誕生した子どもたちである。

オープニングは三味線演奏。
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全員大人しく聞いている。
ここ数年は小学生の太鼓の演奏であったが。

実は、今年の成人する子どもたちは私が教頭の時の
子どもたち、そして新任校長時代の子どもたちである。
受付をしていた新成人。
小学校6年生だったときと変わりはない。
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後ろの子は、海上自衛官である。
元気な明るい子だった。
前の二人は野球部。
羽織袴である。
正装である。
成人式と結婚式にしか着ることはないだろうけど。
式が始まる。
開式、国歌斉唱、そして成人者紹介。
各校区の代表の新成人が名前を呼ぶ。
「大きな声で返事をして、立ってください」
と。
大きな声で返事をしたのは、真っ白の羽織袴の新成人であった。
返事をするのは難しい?
要するに、信頼関係がない場所で名前を呼ばれても
大きな声は出ないのであろう。
今から成人として生きていきますとの決意をもつ場に
なっていない現状では、なかなか大きな声は難しい?

成人式が通過儀礼としての式から離れてずいぶん立つ。
同窓会としての成人式である。
なぜ、成人式かを問うこともなく恒例化している。
「はい」と大きな決意の返事を求めることが間違いであろう。

その後、教育委員会式辞、町長告示、来賓祝辞と続く。
新成人者の出番は、交通安全宣言、
そして成人者誓いの言葉である。
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この子は教頭時代、3年生であった。
その面影を残している。
羽織袴のちょんまげであるけど、やはり可愛いと思う。

式が終わるとあちこちで歓談が始まる。
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まさに同窓会である。
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この羽織の背には「誠」の字が記してある。
新撰組か?

私の娘も成人式があった。当然であるが。
よくもここまで育ってくれたとの感慨に耽ったものであるが・・・
その感慨とかけ離れた世界にいる子どもたちである。
平和とはこのようなものであろうか。

風は冷たいが晴天。
ぴんと伸びきった背筋がりりしい。
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by shin0710s | 2007-01-07 18:07 | Trackback

ダックス4匹の愛犬と猫1匹の動物たち。周囲約7kmの世界で見聞したことを日記風に書いています。


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