2007年 06月 14日
鉛筆の音だけが響く…
授業中であるが、どこからも生徒の声が聞こえてこない。
廊下を歩くと、鉛筆の走る音だけである。
昨日から定期考査中である。
私の時代は、中間考査といっていた。
本校では、確認テスト。
真剣に問題に向かう生徒の姿から遠い日を思い出す。
一夜漬けで問題に向かうのであるからいい点が取れるはずもない。
日頃から勉強をしていたかというとそれもない。
中間考査は、5教科。国、数、英、社、理である。
そして期末考査は、この5教科に、体、美、音、技の4教科が加わる。
テストが終わると、成績一覧表にまとめられる。
1番から50番まで名前が書かれている。
そして、それが配布されるし、職員室の前に掲示される。
当時は、高校入試が9教科であった。
同級生全てが高校に行っていたわけではない。
まだ、集団就職の時代で、大阪や愛知に出かけていった同級生も多い
中学3年生になると、課外があっていた。
朝課外、夕課外である。要するに8時間授業。
1組から7組まで。
定期考査の成績順である。
1組は、1番から50番までといった具合。
当然7組になる生徒はやる気をなくすし、荒れていた。
今の本校では考えられないことである。
生徒の問題に向かう姿を見ながら遠い昔を思い出していた。
チマリも外に出る。
外に出るとあくびが出る?
いつもながらいい顔である。