2007年 10月 16日
言葉を通して人は変わる
各学級の代表が発表する。
300名の生徒そして教師の前で発表することは
かなりの緊張感であろう。
顔を上げた発表することが出来ない。
自分の言葉で、気持ちを込めてみんなに訴えていけ、と声援を送る。
発表題は、それぞれが違う。
「差別」 「お父さんありがとう」 「ぼくの気持ち」
「人の優しさ」 「友達を大切にするとは」 「人権学習を通して思うこと」
「当たり前」 「成長した自分」 「自分の道」
代表となった生徒は、日頃の生活の中で身近なところから
おかしさやすばらしさに目を向け、自分の言葉でまとめ
発表している。
自分の中学校時代と比べても意味のないことであるが
何か弱々しい。
人の目を気にしている。他人の評価にびくびくしている。
そのように感じる。
若さとは失敗をおそれぬ行動力であると思うのであるが、
安全な場所にいて、そこから少しだけ顔を出している。
実はそのような生徒を育てているのは、私たちなのかもしれない。
生徒の発表を心して耳を傾けていかねばと思う人権作文発表会であった。
子育て中の母さん。
優しかったり、厳しかったり。
赤ちゃんは、ただ眠るのみ。