2019年 04月 29日 ( 1 )

定家カズラ咲く。

お隣の柿の古木には、蔦や葛がまとわりつき、
柿の木の姿を覆い隠している。

今朝は雨。
雨の中に小さな白い風車のような花が咲いている。
主なき家の白き花である。




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雨のために近くによって香をかぐことはできないが、微かに小雨の中で
香を漂わせている。


柿の木の枝から寄るべき場所を求めて
カズラが揺れている。



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昨年も調べてみたが1年過ぎるとすっかり忘れている。
改めてネットで調べる。

定家葛(ていかかずら)と名付けられている。


虚空より定家葛の花かをる
         長谷川櫂 
       

キョウチクトウ科の常緑つる性植物で、本州から九州にかけて広く山野に自生する。
花期は5~6月ごろ。風車状に花びらが5つに裂けた直径2~3cmの小花を多数付ける。
咲き始めは真っ白だが、やがて淡い黄色に変化し、ジャスミンに似た芳香を放つ。

名前の由来には諸説あるが、広く流布しているのは鎌倉時代の歌人藤原定家にちなむという説。
謡曲「定家」によると、雨宿りしていた旅の僧の前に1人の女性が現れ、定家が愛していた式子(しょくし)
内親王(後白河上皇の皇女)の墓前に案内される。
そこで女性は内親王の没後も忘れられない定家の情念がツタとなって墓に絡みつき成仏できないので
読経してほしいとお願いする。その女性は実は内親王の亡霊だった――。
以来、そのツタは「定家葛」と呼ばれるようになった。



かって、ご夫婦で暮らしておられた。
仲睦まじい姿を思い出される。

今は住む人もいない家である。
その柿に定家カズラの花が咲いている。


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by shin0710s | 2019-04-29 16:13 | | Trackback

ダックス5匹の愛犬と猫2匹の動物たち。周囲約7kmの世界で見聞したことを日記風に書いています。


by shin0710s